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稼ぐためにおすすめな理系資格ランキング

「理系の知識を活かして、資格を取って今より稼ぎたい!」と

考えても資格の種類はたくさんあるので、

本当に稼げる資格を見つけ出すのは難しいです。

士業の資格を取って新しい職業につく事もできますし、

資格を取って現在の職場で生かすこともできます。

ですが、せっかく資格を取っても収入には影響がなく

収入アップにつなげる事ができない資格もたくさんあります。

そのため、しっかりと資格選びをしないと失敗してしまう可能性があります。

 

では、理系資格にはどのようなものがあるのでしょうか。

当記事では、理系におすすめの稼げる資格について紹介していきます。

いろいろな資格がある中で、どの資格を選べば収入をアップすることができるかを

チェックできるので、資格選びをするときの参考にしてください。

では、早速ランキングをみていきましょう。

 

理系資格ランキング

1位 弁理士

2位 技術士

3位 アクチュアリー資格試験

4位 電気主任技術者(電験一種)

5位 電気通信主任技術者

他   ITストラテジスト ITパスポート 基本情報技術者試験 危険物取扱者

 

今回紹介していくのは理系資格の中でも稼げる資格です。

そのため、年収アップを図れることを含めて稼ぐことができる

理系資格のランキングです。

試験難易度や試験の受験資格など資格を得るための条件などは、

別になっているので注意してください。

それぞれの理系資格には、理系としての分野が大きく分かれているのですが、

一番は収入を短い年数でアップすることができる弁理士です。

試験難易度はどれも、ある程度、難しい資格となっています。

ここからは、1位から5位まで年収や業務内容、

試験難易度を詳しく紹介していくので、

それぞれ一つずつ順番に見ていきましょう。

 

弁理士

理系資格の中でも注目を集めているのが弁理士ですが、

弁理士の資格は頑張れば年収を大幅にアップさせることができます。

最初のうちは、一般的に言われている平均年収の

700万から800万ほどにはなってしまいます。

年収がアップするまでには2年から3年ほどの年数が必要ですが、

1000万近くの年収も手に届く範囲となるので、

一番理系資格の中ではおすすめです。

また、特許に関してはAI関連などの開発が行われていることから

申請数も増えているので、弁理士業務は需要もある仕事です。

 

主な仕事内容は、特許に関する内容です。

書類作成などのデスクワーク業務が多くなるのですが、

理系として新しい技術にも触れることができるので、

理系として仕事をする上でやりがいがあると言えるでしょう。

さらに、業務をこなしながらキャリアアップを

図っていくこともできます。

これは、さらなる年収アップにつなげるだけではなく、

新しい仕事にもつながります。

特許事務所で勤務するのが一般的となるのですが、

長い視野で見て独立も念頭に入れて

特許事務所で勤務する人もいます。

他にも、企業で弁理士として仕事を行う人もいますので、

幅広く職場を選ぶことができるでしょう。

ですが、企業で勤めるよりも特許事務所の方が、

年収アップを狙うことができるのでおすすめです。

 

試験難易度は、理系資格の中でも最高峰と言われているので、

弁理士の試験難易度は、ある程度、高いです。

ですが、勉強方法さえ気を付ければ、

一発合格も可能な試験となっているので、

現在の仕事をしながらでも資格取得は可能です。

特に理系の場合には、得意分野の内容も多い試験となっているので

早ければ1年間で結果を出せるでしょう。

また、弁理士試験は誰でも受けることができるのでおすすめの資格です。

 

技術士

理系資格の中でも視野に入れる人も多いのが技術者ですが、

平均年収は500万から700万です。

企業で技術士として勤務をしている場合には、

役職がつくことで年収はアップしていき、

部長クラスになれれば1000万近い年収を手にできるでしょう。

ただ、大幅な年収アップを期待することができるのは、

大企業で仕事をした場合と言われてます。

そのため、平均年収の技術士はとても多いです。

また、独立して技術士の仕事をする場合には、

コンサルティング業務が軌道に乗れば年収アップを

図ることもできます。

ただ、どの職業でも同じですが独立してから、

軌道に乗るまでは長い期間を有してしまいます。

 

主な仕事内容は、技術コンサルタントとしての計画、研究、分析などです。

建設会社や企業内でも研究を取り扱う部署、官公庁、

民間コンサルタント企業で勤めるのが一般的です。

ですが、役職がついて年収アップを図るには、

年数がかかってしまうこともあり、

技術士として独立をしていく人も少なくありません。

 

弁理士が理系資格の最高峰と言われているように、

技術士は技術系の資格の中では最高峰と言われてます。

そのため、技術系の資格の中ではハイレベルの資格となっていて、

毎年平均合格率は10%前後です。

ですが理系としては得意分野の一つになる技術士なので、

勉強方法をしっかり押さえて取り組めば、

一発で合格することも決して不可能なことではありません。

 

技術士の資格を受けるためには、まず技術士補の資格を受ける必要があります。

さらに、技術士補としての実務経験など4年から長くても7年は仕事をしてないと、

技術士試験には受けることができません。

これらの期間も入れて考えると技術士として、

年収アップを図るには相当の年数が必要になると言えるでしょう。

 

アクチュアリー資格

あまり聴き慣れない資格ですが、

アクチュアリーの会員には研究員、準会員、正会員の3段階あります。

研究員の場合の平均年収は約600万となっていて、

会員としての段階がアップすれば年収アップにつながります。

最終段階である正会員になり外資系で勤務することができれば、

年収は1500万近く稼ぐことができますが、

何年も時間を有すると言われています。

研究員となっても、最終的に正会員になるまでには、

8年から10年はかかると言われているので、

資格を取ってからの道のりは長いと言えるでしょう。

 

主な仕事内容は、数学的手法を使い不確定な事象に対して

予測をしたり推測したりする専門家です。

保険数理士と同一の仕事で保険や年金の支払金額を

決定する仕事をします。

他にもさまざまなデータを分析して予測していく仕事を行うので、

理系の中でも数学に特化している人には、

おすすめの資格の一つです。

また、日本国内には資格を有している人が少ないのも特徴の一つです。

 

試験の難易度はとても高いと言われていて、

高度な数学力が必要です。

そのため、試験に合格するにはかなりの年数が

必要になると言われてます。

必要とされる数学は確率、統計、モデリングの3種類に分けられ、

独学で仕事をしながら勉強をする場合には、

長い期間がかかる場合があるとされてます。

統計学の基礎がしっかりとしている人の場合には、

そこまで難しくもないので一発で合格することもできるでしょう。

アクチュアリー資格は、大学を卒業している場合には、

1次試験を受けることができます。

さらに1次試験の5科目に合格したものだけが、

2次試験に進む形となっています。

 

電気主任技術者(電験一種)

次に4位の電気主任技術者ですが、平均年収は約350万から500万と言われてます。

平均年収はそれほど高くはないのですが、

電気自体の需要がなくなることがないので、

安定した収入を得ることができると言えます。

また、長く勤務を続けていき役職がつくことで、

年収アップを図ることもできます。

電気主任技術者の資格を有している場合には、

勤めることができる幅も広がるのですが、

職場によっては思ったほど稼げない場合

もあると言われている資格です。

 

電気主任技術者の仕事内容は設備管理や

点検作業を行うのが主な作業ですが、

実際に故障があった場合に作業を行うのは電気工事士です。

理系の人でも電気工学が得意な方や安定した収入を

狙いたい人にはおすすめの資格です。

一般的な職場は、事業用の電気工作物を設置している事業所や

保安業務を請け負っている業者、ビルメンテナンス業務を

行っている業者のどれかになり、幅広い職場があります。

 

試験の難易度ですが、電気系統では最高峰と言われているので

難しい試験と言われてます。

年間で、わずか数十人しか合格していません。

扱うことができる電圧に対しての規制がないため、

どのような設備でも対応できることが要求されるので、

試験では高度な専門知識が求められる試験の一つとなっています。

一発で合格をするのが難しいと言われていて、

大半が何度も受けて、やっと合格できているという結果になっています。

 

第三種の場合には誰でも受験できますが、

電気主任技術者の中でも、第一種は一番上に位置付けられるので、

試験を受けるには資格があります。

大学や高等専門学校の卒業は必須となり、

電圧が50.00V以上の電気工作物の工事、維持、運用を

行っていることが条件です。

第二種電気主任技術者免除を取得している場合にも、

実務経験を得ていないと試験を受けることができません。

そのため、試験を受けるまでには年数を有してしまうので覚えておきましょう。

 

電気通信主任技術者

平均年収が約400万前後と言われていて、

電気主任技術者同様に安定した収入を得ることができる資格の一つです。

ネットワーク社会となっている現代では、

需要がある資格となっているので理系の中でも、

ネットワーク系統に興味がある人にはおすすめの資格です。

資格を取って年収をアップを図りたい場合には、

実務経験を積んで役職を上げていくしか、

方法がないとも言われています。

企業でも情報通信部などのネットワーク関連の部署に

勤務している場合には役立つ資格ですが、

それ以外では資格を持っているからと優遇されることおありません。

ですから、移動を希望する場合や移動になってしまった場合などには

おすすめの資格です。

 

主な仕事内容は。電気通信ネットワークにおける監督責任者です。

行う業務は独占業務となっているので、

他の資格を有している人に業務がとられてなくなることがないので、

安定した収入を稼ぐことができます。

NEC、NTT、電話会社などで業務を行うのが一般的で、

試験を受ける人もこれらの業種に勤務している人が

大半を占めているようです。

また、電話会社だけではなく、家電メーカーや無線会社など

幅広い職種を選ぶことができます。

 

試験の難易度はこれまで紹介してきた試験に比べると、

過去問の暗記などで対応できる部分もあるので難しいながらもカバーできます。

もちろん、暗記だけでカバーして受かるほど簡単な試験ではないので、

全体的に専門知識も必要になり電磁気学やIPネットワークなどの

知識が求められます。

理系の方には得意分野ですが、

一発合格は難しいとも言われている試験です。

最初に紹介した弁理士と同様に、

試験を受けるための受験資格は設けられていないので、

誰でも受験することが可能です。

 

大幅年収アップは弁理士が一番

今回紹介した資格は理系資格の中でも稼ぐことができる資格ですが、

最も短い年数で年収を大幅にアップさせることができる弁理士は、

理系資格の中では一番おすすめです。

試験を受けるまでに実務経験を得るという条件、または

先に別の資格を取らなくてはいけないなどの条件がある理系資格を

選んでしまうと長い年月をかけなくてはいけません。

ですが、その年数を弁理士の場合は年収アップさせるための期間に

変えることができるでしょう。

そのことからも、弁理士は効率よく収入アップさせることができると言えます。

 

理系とひとまとめにしても分野は多岐に分かれてしまいますが、

得意分野を生かして資格を得ることで、

自分にとってもプラスにつなげることができます。

その意味でも、技術のあらゆる分野に触れることができる弁理士は

理系資格の中でもおすすめの一つと言えるでしょう。

現在の仕事をしながらでも試験勉強をすることができ、

正しい勉強方法を行うことで、弁理士試験には一発で合格できます。

もっとも最短の勉強期間でも1年間頑張ることで試験に

合格した事例もありますので、

今から勉強を開始しても遅くはありません。

 

「何か資格を取って収入アップを図りたい」

「今の職場では将来性が不安」

そんなふうに、少しでも思うところがある場合には、

理系資格として需要があり収入アップを図ることができる

弁理士資格を取得してみてはいかがでしょうか。

経験や理系としての知識を生かすことができるのでおすすめです。

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